2007年03月16日

欧州経済見通し-内生的インフレ圧力への警戒は続く-

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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< ユーロ圏:2007年2.4%、2008年2.1% >
  • ユーロ圏では、内外需のバランスがとれた力強い景気拡大と物価の安定が続いている。
  • 2007年半ばは米国の減速も影響し、成長は鈍化するが、内需は底堅く、通年の成長率は2.4%と2%前後の潜在成長率を上回り、2008年も2.1%と安定成長が続こう。
  • ECBは3月の利上げ後も、労働市場からのインフレ圧力を警戒する構えを示し、追加利上げに含みを残したが、政策金利は3.75%での据え置きが続くことになろう。
< イギリス: 2007年2.6%、2008年2.6% >
  • イギリス経済は、2007年半ばに鈍化するが、外部環境の好転などで年後半に持ち直し、2007年2.6%、2008年2.6%と2.5%程度とされるトレンド並みの成長が続く見込み。
  • インフレ率は、エネルギー価格低下とポンド高の相乗効果により鈍化する見通し。
  • 物価上振れリスクが後退したほか、金融環境には不透明感が台頭していることから、金融政策は今後は様子見を継続する可能性が高いと思われる。
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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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