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2006年11月22日
<米国経済の動き>
- 7-9月期実質GDPは前期比年率+1.6%と4-6月期+2.6%からさらに低下するなど、景気減速の動きは鮮明化している。しかし、内訳を見ると住宅投資の冷え込みの半面、消費や設備投資等の主要項目は意外に堅調だ。
- こうした中、米景気にとって今後の行方を占う重要なイベントであるクリスマスセールを迎える。主要調査機関の見通しは、昨年を下回るが景気減速下にしては堅調な予想である。住宅市場のマイナスの影響は否定できないものの、最近の上方修正で雇用の伸びが確認されつつあり、ガソリン価格の下落や株価の上昇等、消費を支援する材料も豊富で、クリスマスセールへの期待を盛り上げている。
- 一方、FRBは10月FOMCで3度目の金利据え置きを決定した。その議事録は、インフレへの根強い警戒を窺わせるものだったが、その後発表された物価指標では、最近見られないほどの下落を見せるものもあり、据え置き持続の情勢と言えよう。
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土肥原 晋
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