2006年08月25日

加速する中国の金融改革

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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中国経済が投資過剰に陥り易い原因は、国有銀行を中心とする間接金融優位の金融システムが、市場経済にふさわしい効率的な資源配分の機能を果たしていないことにある。
金融システムの限界が露呈したこと、2001年12月のWTO加盟時に金融業務の開放を約束したことを背景に、近年、金融改革は加速し、一定の成果を挙げている。
しかし、国有商業銀行の融資判断や、リスク管理能力の向上を始めとして、速やかな取り組みを要する課題はなお多く残されている。

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

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