2006年04月25日

拡大するユーロ圏

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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■目次

1.EU拡大から2年が経過
2.拡大は2007年以降、段階的に実現
3. 2010年以前の経済的影響は小

■introduction

2004年5月の中東欧など10カ国の欧州連合(以下EU)への新規加盟から2年が経過した。新規加盟国の成長率は、2004年5.0%、2005年4.0%と加盟前5年間の平均3.3%を上回り、順調に推移している。
今年6月には、3つの新規加盟国がユーロ導入の条件の1つである「ERMⅡ(新為替相場メカニズム)(注)への2年間の参加」を満たすようになり、2007年には少なくとも1カ国がユーロに参加する見通しとなった。その他の国でも緩急の差があるが、ユーロ導入の準備が進展しており、ユーロ圏は今後数年にわたり段階的に拡大することになりそうだ。

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

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