2004年10月22日

最近の米国経済・金融動向 ~原油高・利上げの影響を受ける米国経済

  土肥原 晋
  熊谷 潤一

文字サイズ

<米国経済の動き>

  • 自動車販売の回復で、7-9月期GDP上昇の動きが期待されている。しかし、4-6月期GDPを低下させた消費を取り巻く環境の悪化は、依然、改善されておらず、自動車販売の回復も一時的なものと見られる。このため、GDP回復も一時的なものとなる可能性が強い。原油価格の高騰、持続的な利上げの中で、雇用の回復には勢いが見られず、再び、景気減速への懸念が強まりつつある。

<米国金融市場の動き>

  • 雇用の伸び悩みや原油価格高騰に伴う景気の先行き不透明感から、市場関係者の一部では、利上げのペースがこれまでのように「FOMCが開催されるごとに引き上げ」とはならないのではないか、といった見方が出始めた。
  • しかし、現段階で聞こえてくるFRB関係者のコメントから判断する限り、「慎重なスタンスで利上げを続ける」とのスタンスに大きな変化はなさそうであり、年内開催される2回のFOMCでは、25bpずつ利上げが行われる可能性が依然高い。
36454_ext_15_1.jpg

このレポートの関連カテゴリ

土肥原 晋

熊谷 潤一

レポート

アクセスランキング

【最近の米国経済・金融動向 ~原油高・利上げの影響を受ける米国経済】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

最近の米国経済・金融動向 ~原油高・利上げの影響を受ける米国経済のレポート Topへ