2004年10月01日

短観速報~景況感の改善続く

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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<9月短観~景況感の改善続くが、年度下期には減速へ>

  1. 業況判断DIは大企業・製造業26(前回6月調査22)、大企業・非製造業11(前回6月調査9)と、ともに改善した。改善ペースは鈍化したものの、バブル崩壊以降の最高水準を更新した。全規模・全産業の業況判断DIは2と92年2月調査以来のプラスとなり、回復の裾野がなお広がっていることが示された。
  2. 原油、素材価格上昇によるコスト増は、現段階では売上の増加で吸収されており、経常利益計画は上方修正された。企業収益の大幅増加を背景に、設備投資計画も上方修正された。
  3. 足もとの経済指標は輸出、生産を中心に減速の動きが見られる。短観における売上、利益、設備投資の計画も、年度上期に比べ下期は伸びが大きく低下する形となっている。2004年度中は景気の回復基調は続くと考えられるが、下期の減速は避けられないだろう。
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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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