2004年08月20日

原油高とユーロ圏のインフレ懸念/BOEの金融政策

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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< ユーロ圏のインフレ懸念 >

  • 原油高の影響でユーロ圏の物価は4カ月連続で目標水準を上回った。
  • 従来、景気循環局面、雇用環境に鑑み、原油高の物価への影響は一時的と見られてきたが、原油高長期化への懸念が広がる中で、ECBも警戒姿勢を強めている。
  • 緩やかながらもユーロ圏経済の回復基調は続いており、インフレ期待の高まりに対しては必要な対応を講じるものと思われる。

< BOEの金融政策 >

  • 8月の25bpの利上げで昨年11月からの累計利上げ幅は125bpとなった。
  • BOEが8月の「インフレーション・レポート」で示した生産、輸出拡大、住宅市況、個人消費の軟化等の景気判断と実際の経済指標には若干の乖離も見られる。
  • 今後も製造業の回復基調が続き、他方で住宅価格と個人消費の鈍化がマイルドなものに留まれば、11月にも追加利上げが実施される可能性は残されている。
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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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