2003年09月25日

持ち合い解消に見る企業と銀行の関係

黒木 文明

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「株式持ち合い状況調査2002年度版」では持合比率が7.4％と低下した。
この背景には、日銀の株式買取りや企業の自己株取得などが活用され、銀行の保有株式圧縮が大きく進展したことがある。
一方、個別企業間の関係を詳細に見ると、企業が持ち合い保有する銀行株式の売却はあまり進んでいない。株式市場における持合株式の重みは薄れたとはいえ、依然として企業と銀行の関係は強く、銀行株の行方が今後の焦点となるだろう。
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