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米国の景気循環を認定するNBERでは、米国のリセッションを2001年3月から11月までと発表した。
リセッション自体は、短期間で比較的落ち込みの浅いものと言えるが、90年代前半からの長い景気拡大の転機にあたること、2001年9月の同時多発テロ事件という経済にも大きな影響を与える事件が起こったこと等から、資金循環面でも2001年の変動は顕著である。
テロ事件後に海外資金流出入に変化が起きたことは知られているが、ここではリセッション前後を中心に、最近の米国の資金循環の変化についての検証を試みた。
土肥原 晋
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