2003年07月11日

株価上昇の持続性~待ち受ける3つの関門

経済研究部 専務理事   櫨(はじ) 浩一

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<株価急上昇:注目されるボーナス消費>
  1. 4月28日に7,607.88円に下落していた株価は、9日には9,990円を回復した。しかしこのまま株価が上昇を続けるためには、米国景気の速やかな回復、円高の回避、ボーナスの手取り減少を消費者マインドの改善が補って消費を支える、という3つの関門をクリアする必要がある。
  2. 米国経済は、企業、消費者のマインドは回復しているが、悪化を示す指標もあり、明確に改善しているとは言えない。経常収支赤字拡大からドル安となる懸念も大きい。国内要因では、総報酬制への移行によるボーナス期の消費の落ち込みが懸念される。
  3. 6月半ばから長期金利は急上昇した。行き過ぎた金利低下のバブルが小崩壊したもので、日銀は長期金利の低下を狙った金融政策を行うべきではない。
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経済研究部   専務理事

櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)

研究・専門分野
マクロ経済・経済政策

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