2003年02月01日

「信頼の鎖」の一翼を担う

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既に日常業務や生活に欠かせなくなったインターネットであるが、情報の改ざんや漏洩などのリスクが潜んでいることも確かである。そこで、このようなリスクを回避するために考えられた「認証」は、インターネットの仕組みに詳しい第三者が、サイト(ホームページが保存されているコンピュータ)は安全という証明を行うものである。インターネットの利用者は、「このサイトは信頼できる。だから、ここが信頼できると言っている次のサイトも信頼できるだろう」と考え、信頼の鎖を伸ばしていく訳である。
金融も情報で成り立っている。企業から提供される継続的な情報により、証券価格が形成される。また、投資家は、情報を利用して、意思決定を行う。しかし、世の常か、情報が集まるところ、リスクがそこかしこに潜んでいる。情報自体の不正確性や、投資のリスクなどである。もちろん、自身でリスク察知能力を磨くことも大切である。が同時に、信頼の鎖を持つことも助けとなろう。
基金にとっての信頼の鎖は、悩みを同じくする他の基金や、運用会社、コンサルティング会社などであろうか。弊誌も、信頼の鎖の一つとなれるよう、引き続き、価値ある情報発信に努めたい。

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【「信頼の鎖」の一翼を担う】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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