2002年09月13日

2002~2003年 改定欧米経済見通し

土肥原 晋

熊谷 潤一

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

<米国経済見通し・今後の金融市場>

  1. 米国経済では、足許での自動車販売の好調が景気を押上げる一方、雇用状況の回復の遅れ等が消費に影響しており、自動車販売の一巡後は緩やかな回復軌道を辿ると見込まれる。2002年の成長率は2.3%、2003年は2.6%と予測される。
  2. 米国長期金利(10年国債金利)については、米国経済がデフレには陥らないとの見通しを前提に、4%台半ば近辺をフェアバリューとしながら横這うシナリオを想定している。

<欧州経済見通し>

  1. ユーロ圏では、米国の景気回復テンポの鈍化を受けて輸出、生産の回復期待が下方修正され、景気回復の勢いは鈍っている。2002年の成長率は0.8%、2003年は2.2%となろう。
  2. 英国は製造業の回復ペースは抑制されるが、個人消費の腰折れは回避され、2002年は1.3%、2003年は2.3%となろう。
35999_ext_15_1.jpg
Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

土肥原 晋

熊谷 潤一

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【2002~2003年 改定欧米経済見通し】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

2002~2003年 改定欧米経済見通しのレポート Topへ