2002年06月14日

ガラス細工の回復

櫨(はじ) 浩一

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

  1. 2002年度の日本経済は、米景気回復によって外需主導で緩やかな回復を続けるものの、設備投資の減少など内需の低迷が続き、実質0.1%とほぼゼロ成長にとどまるだろう。物価の下落基調が続き、名目成長率はこれを下回る▲1.0%のマイナス成長と予測する。 2003年度は実質1.1%成長に改善するが、名目ではほぼゼロ成長の0.3%の伸びと予測。
  1. 景気回復の基盤は脆弱である。外需頼みの回復にあっては、そもそも米国の景気回復状況や、国内の金融システム不安再燃の可能性など景気拡大が持続するためのハードルは多く、性急な財政赤字削減の試みなどは景気回復を短命に終らせる危険が大きい。
35950_ext_15_1.jpg
Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【ガラス細工の回復】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

ガラス細工の回復のレポート Topへ