2002年01月11日

金融為替市場の動き~ニッセイ景気動向判断指数(NBI)

総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次

岡田 章昌

文字サイズ

<金融為替市場の動き>
 
  1. 1-3月期には、信用リスクが再び強く意識される可能性が高い。銀行の株価下落も止まっておらず、4月のペイオフ解禁、決算に向けた不良債権処理・企業倒産増加などのリスクが高く、市場が今以上に信用リスクに過敏となる可能性は高い。
     
  2. 円ドルレートは、130円/ドル台前半でドルの上値を試す展開が続いている。しかし、足もとの急速な円安はファンダメンタルズから大きく乖離している可能性が高く、ドル急落リスクの高まりには注意しておきたい。

<ニッセイ景気動向判断指数(NBI)>
 
  • NBIは、11月が-21.8%、12月(予測値)が-19.5%と2桁マイナスとなり、景気後退局面の継続を示唆するものとなっている。ただし、新車販売等消費関連指標の底堅い動きを背景に、NBIのマイナス幅の拡大には歯止めがかかっている。
Xでシェアする Facebookでシェアする

総合政策研究部

矢嶋 康次 (やじま やすひで)

岡田 章昌

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【金融為替市場の動き~ニッセイ景気動向判断指数(NBI)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

金融為替市場の動き~ニッセイ景気動向判断指数(NBI)のレポート Topへ