2001年10月25日

資産運用のリスク管理

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任   北村 智紀

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■目次

1.リスク管理の重要性
2.リスク管理の前に
3. リスク管理のプロセス
4.リスク管理のありかた

■introduction

資産運用においてリスク管理の重要性が認識されて久しい。機関投資家の運用にとどまらず、個人投資家においても重要なことは変わりない。本年10月から確定拠出年金が始まったが、確定拠出年金では、企業が掛金を拠出し、従業員が自分の責任で運用を行うことになる。従業員が自らリスクを負担し、運用結果は全て従業員に帰属することになるので、リスク管理はより身近で切実な問題となろう。
ただ、短期的なリスク管理が会社全体の存続に関わる、証券会社や銀行のディーリング部門などの場合を除き、投資信託や年金基金など、長期スタンスで運用を行う機関投資家でさえ、リスク管理体制の確立は難しいようだ。
その理由として、リスク自体の定義が広範囲であることや、運用期間が長期のため、どのようにリスク管理を行えば適正かの評価も長期になってしまい、リスク管理手法の確立が容易でないことなどがあげられる。
とは言うものの、資産運用では、経済や市場環境の変化による損失をコントロールするため、現時点で適切なリスク管理プロセスを構築することは、意義あることだと思われる。

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金融研究部   主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任

北村 智紀 (きたむら ともき)

研究・専門分野
年金運用・リスク管理、公的年金

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