2001年04月25日

中国におけるヒット生保商品

  沙 銀華

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■目次

1.はじめに
2.投資連結保険の内容
3.生保市場での人気の原因
4.今後の展望

1999年末から、中国の生保市場は大きく変化した。これは、一つの新しい生保商品の導入がもたらした現象である。その商品が、99年10月に市場に登場した中国版変額保険「投資連結保険」である。生保市場の「利差損」(逆ザヤ)問題に深刻に悩んだ人寿保険公司(生命保険会社)は、その苦境を脱するため、欧米諸国で成功した生保変額保険商品を導入することを決め、保険監督管理委員会の認可を得て、その発売にこぎつけた。
それ以来、伸び率が鈍かった生保市場は一転して絶好調となった。ひと足早くこの商品を導入した平安保険公司では、今年2月までの契約数が20万件を超え、保険料収入は16億人民元(約225億円)を超えた。その後、各生保会社が追随し、伝統的な生保商品にかえて、この「投資連結保険」を主力商品として全力をかけて販売するようになった。保険事業が進んでいる上海のみならず、広州、大連、南京などの都市においては、当該商品の保険料収入が、新規契約生命保険料収入総額の40%を占め、全国的にも一番の人気商品となった。
ここでは、平安保険公司の「投資連結保険」について、その構造を解明し、生保マーケットが歓迎する理由についてみてみよう。

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