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最近、米銀を中心に海外の金融機関でIT投資が増加している。特に、CRM(Customer Relationship Management)と呼ばれる顧客情報を基にしたマーケティング手法を用い、リテール業務の収益を向上させる事例が多くなっている。
邦銀でもCRMを導入する動きが広がっているが、顧客情報の収集に対する取り組みの遅れから、現状では有効な顧客分析ができていない。今後のマーケティング強化のためには、顧客情報の質的および量的な充実が求められる。
久保 達哉
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