2000年06月01日

規制緩和で市場拡大が期待される「栄養補助食品」

高橋 敏信

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7,000億円に達する健康食品市場
ビタミンやミネラル、食品抽出成分などの「健康食品」は、国民の健康志向の高まりを背景として、80年代後半から市場が拡大している。最近は景気低迷の影響から伸び悩んでいるものの、それでも7,000億円前後の市場規模とみられている(事業者出荷額ベース)。健康食品は7割近くが訪問販売や通信販売などの無店舗販売で流通しており、2割が薬局薬店、1割が専門店やデパートを経由して販売されている。商品の中心となっているのは、ビタミンCやクロレラ、プルーンなどの伝統的な食品であるが、最近では自然食品から抽出した新成分も増えている。
このような健康食品はかつては「機能性食品」と呼ばれていたが、欧米ではダイエタリー・サプリメントと呼ばれているため、わが国でも最近ではサプリメント(栄養補助食品)と呼ばれることが多くなっている。

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