1999年09月01日

過剰生産能力と設備投資の中期的な見通し

経済研究部 専務理事   櫨(はじ) 浩一
  Chan Chun Hong

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■要旨

(1)現在の過剰生産能力問題の背景には、1980 年代後半バブル期の過剰投資と、日本企業が収益性よりも規模拡大を目指す過剰投資体質だったという二つの問題がある。
(2)バブル期の過剰投資を解消するのには大幅な調整が必要である。加えて国際競争の中で日本企業が収益を改善するには、設備投資の選別が重要だ。この両方の動きが重なって、企業の設備投資の大きな伸びは中期的に期待できない状況にある。
(3)日本経済は、大量の投資で「明日の豊かさ」を目指す時期を既に過ぎて、消費を中心に現在の豊かさを考える時代に来ており、経済政策や産業政策の大きな転換が必要である。

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