1999年07月01日

新たな成長シナリオが求められる総合商社

吉久 雄司

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「3つの過剰」解消に向け加速するリストラ
大手総合商社は、商品・機能・地域の「総合性」をもとに高い信用力を確保し、仲介取引や金融、事業投資など多様な活動を行ってきた。しかし現在は、「商社中抜き(商社を経由しない取引)」の進行に加えて、デフレによる取扱高減少、アジア向け投融資の損失、保有有価証券の含み益減少など事業環境の大幅な悪化で、「商社氷河期」ともいわれる状況に陥っている。
こうした状況下で大手各社は、(1)人員の削減(ヒト)、(2)不採算事業の整理(モノ)、(3)有利子負債の削減(カネ)という、「3つの過剰」の解消に向け、リストラを本格化させている。

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