1999年05月01日

通貨危機後も深まるASEANとの生産リンケージ

  高橋 敏信

文字サイズ

■intrduction

ASEAN通貨危機の影響と日系メーカーの現況
ここにきてアジア経済について最悪期は脱したとの見方が広がっている。事実、アジア主要国の通貨は安定を取り戻し、株式市場も上昇トレンドに入ったともみることもできる。
ただし、このような傾向は中国、NIES4ヶ国を中心にした動きであり、ASEAN4ヶ国に関していえば、回復の足取りは依然として重い。特にインドネシアの回復が遅れているのをはじめ、98年には比較的安定していたマレーシア、フィリピンで再び悪化傾向が目立っている。このような状況から、ASEANで数多くの生産拠点を展開している日系エレクトロニクスメーカーの業況も大きくは改善されていないとみられる。
実際、当研究所が98年2月はじめに実施した現地ヒアリング調査(インドネシア、マレーシア、タイ)でも、日系生産拠点全体で業況の悪化が続いている様子が明らかになっている。
(より詳細な情報を知りたい場合は、「基礎研レポート99年6月号」を参照されたい。)

高橋 敏信

研究・専門分野

レポート

アクセスランキング

【通貨危機後も深まるASEANとの生産リンケージ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

通貨危機後も深まるASEANとの生産リンケージのレポート Topへ