1991年09月01日

ニューヨーク市にみる米国地方財政事情

アディン・ストラウス

伊藤 敏宏

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■見出し

1.地方政府の財政赤字の背景
2.地方財政の仕組み
3.財政難の現状
4.財政赤字対応策
5.ニューヨーク市の財政赤字と解決に向けた取組(ケース・スタディ)
おわりに

■はじめに

6月7日、コネティカット州最大都市であるブリッジポート市(人口14万人)は、1,700万ドルの財政赤字を歳出削減、増税で解決する代わりに、連邦破産法に基づいて破産を申請する途を選んだ。これは、新破産法施行(1978年)以降最大の自治体破産で、折しも全米の各州、各市は、'92年度('91年7月から'92年6月まで)予算の審議の最中であり、このニュースは、財政難に喘ぐ多くの地方政府、および住民に大きな衝撃を与えた。

ここニューヨークでも、州、市とも巨額の財政赤字対応に苦慮している。そこで本稿では、深刻化する米国地方財政の現状と問題点、およびケース・スタディとしてニューヨーク市の'92年度予算内容について考察してみることにする。

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