1990年05月01日

経済の動き

文字サイズ

<概況>

米国経済は緩やかな景気減速状況となっている。インフレ面で懸念があるため、FRBは慎重な金融緩和スタンスを続けている。

一方日本経済は、設備投資、消費を中心に順調な景気拡大が続いている。国内需要は、堅調な動きを示している。設備投資は、製造業、非製造業ともに増勢を続けている。また、住宅建設は、高い水準で推移している。

雇用情勢は、2月の完全失業率が2.14%と依然低い水準を持続している。さらに、有効求人倍率は2月1.37倍と、引き締まり基調となっている。企業の人手不足感は拡がりがみられる。

一方、物価環境をみると2月の国内卸売物価は前月比O.1%上昇、輸出物価は同横這い、輸入物価は同1.3%上昇したことから、総合卸売物価は同0.1%の上昇となった。

消費者物価は、2月前月比0.3%の上昇となった。また、3月の東京都区部消費者物価(中旬、速報値)は前月比0.4%の上昇となった。

景気堅調に伴う製品・労働需給の引き締まりを踏まえると、物価上昇圧力は高まってきていると言えよう。

貿易動向についてみると、通関輸出(数量ベース)は、1月前月比3.5%増の後、2月(速報)は、同0.4%増となった。地域別(ドルベース)にみると、ラテンアメリカ向け、中近東向け等が増加している。

通関輸入(数量ベース)は、1月前月比3.0%増の後、2月(速報)は、同4.0%増となった。最近数ヵ月の動きを品目別(ドルベース)にみると、製品類、鉱物性燃料等が増加しており、地域別には、EC、米国等からの輸入が増加している。

このレポートの関連カテゴリ

レポート

アクセスランキング

【経済の動き】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

経済の動きのレポート Topへ